ワインの賞味期限

美味しく飲めるのはいつまで?

お酒を飲んでいるとふと疑問に感じるのが、賞味期限のことです。
ビールには賞味期限が記載されているのを知っているという方も多いですが、基本的にはビールの賞味期限は9ヶ月という場合が多いです。
賞味期限とは美味しくいただくために設定されている期間のことなので、ビールは製造から9ヶ月を超えた頃から賞味期限つまり美味しく飲める期間が切れてしまうということになります。

しかし、焼酎やワインには賞味期限の記載が一切ありません。
焼酎の場合はアルコール度数36~45度くらいとかなり高いため、雑菌が繁殖しにくいことから賞味期限の設定をしなくても腐ることがなく、美味しく飲めることがわかります。
でもワインに関してはアルコール度数が10~15度くらいなので焼酎と比較するとかなりアルコール度数が低いことがわかります。
それでもワインの賞味期限を記載しなくても良いという理由について調べてみました。

参考:ワインは腐ることはない?ワインの賞味期限について

ワインの飲み頃は幅が広い

賞味期限は消費期限とは異なり、長期保存ができて美味しく食べられる期間を示すために設定されるものです。
ビールの場合は製造後にほんの少しずつ酸化していくため、独特の香味が少しずつ薄れていくのです。
実際に同じ銘柄のビールで工場から出荷されたばかりのものと、賞味期限間近のものを飲み比べてみるとその違いがよくわかると思います。
つまり、賞味期限が切れたビールは美味しくないと感じるはずなので、賞味期限が設定されているのです。

ワインの場合はビールとは異なり、数年後に飲み頃を迎えるものや10年以上経過してようやく飲み頃を迎えるものなど様々です。
基本的にワインはアルコール度数が低くても腐ることはないとされていますが、あくまでも開栓する前の事なので、開栓後は風味が変わらないうちに飲み切ることが大切です。
ワインは熟成期間が長くなるほど美味しくなると言われていますが、きちんと保存していなければ酸っぱくなる可能性もあると言われています。

正しいワインの保管方法としては、涼しい場所で横向きにねかせて保管をするようにしてください。
家庭で保管する場合には10~14度くらいに温度を保てるワイン専用冷蔵庫があると重宝します。
ちなみに、ワインを立てて保管してはいけないとされているのは、コルク栓が乾かないようにするためという意味があります。
寝かせて保管することでコルク栓が乾燥しないためワインの品質を衰えさせることもありませんが、立ててしまうとコルク栓が乾いてしまって瓶の中に酸素が入り込んで酸化して酸っぱくなる可能性があります。

ワインを飲み残してしまったという場合にはできるだけ早めに飲むようにしなければ風味が変化するため注意が必要です。
どうしても最後まで飲めなかったという場合には料理に活用すると良いでしょう。

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