日本酒もいけますよ

日本酒には美肌効果がある

日本に生まれてよかった!と心から実感するのは、おいしい日本酒を飲んでいるときです。
日本酒は最近では他のお酒に較べて人気が低下する傾向にありますが、やはり伝統的に作られてきた銘酒は一口飲んだだけで 目が覚めるような思いがするほど強烈なインパクトがあります。

日本酒人気が低下してしまった理由の一つが、お米をベースにして作るためカロリーが高く太りやすいと言われることですが、実際には飲むことで得られるさまざまな健康効果があるということが研究によりわかってきており、今新しく注目を集めるお酒の種類にもなってきています。
日本酒は作られるときにコウジ酸を使って発酵をさせていきますが、このことにより体内に入ったときに老化を予防し、美肌効果を生み出してくれると言われます。


参考:飲んで健康、塗って美肌【日本酒のスゴすぎる効果】

高級なイメージがあるけれど

また、日本酒は一時期ワインと同じように純粋に飲むためではなく投資目的に利用されたこともあり、ブランドばかりが先になって味そのもので評価がされなくなってしまったという経緯もあります。
中には一升瓶で数万円もの価格がつけられることもあり、全体的に「高いお酒」というイメージがついてしまったことで 他の種類のお酒に人気が流れていってしまったりもしました。

ただし日本酒はワインのように長期間の保存に適さず、数ヶ月が経つとかなり味や品質が落ちてしまうので、そういう意味では投資対象として数百万円にもなるというようなバブリーなことにはならなかったようです。
店頭に並んでいる日本酒をよく見てみると、同じ銘柄でも価格が違っていったり微妙に呼び方が違っていたりすることに気が付きます。

日本酒の種類には大吟醸、純米吟醸、本醸造といった名称があります。
これは日本酒を作るときの精米歩合や麹歩合、アルコール添加量によって区別をした名称です。
昔はそうしたわかりにくい名称ではなく、一級酒、二級酒といった呼び方がされていました。
ですがそのような等級での呼び方ではまるで一級がよい酒で二級は悪い酒のようなイメージになってしまうので、等級ではなく製法により名称を区別するようになっています。
価格的には、大吟醸が最も高く続いて吟醸、本醸造、普通酒というふうに価格が安くなっていきます。
ただしこの区分ランクが高いからといって、必ずしもそのお酒がおいしいということにはなりません。

大吟醸酒とされる日本酒の場合、よりよく精米した白米を低温でゆっくりと発酵させていくため、甘みが高く芳香が強くなります。 そのため口にしたときにはふんわりとした甘みが強くなります。 ワインなどでもそうですが、口当たりが柔らかく甘口のお酒が好きな人もいれば、辛口できりりとした口当たりがよいという人もいます。
大吟醸の場合には辛口の日本酒がなくなってしまうので、すっきりしたものを飲みたいという人にとってはむしろ価格の安い日本酒の方が好みにあうということにもなります。

ちなみに現在もっとも人気の高い日本酒の銘柄は「獺祭(だっさい)」という山口県のお酒になります。
ほかにも山形県の「十四代(じゅうよんだい)」、福井県の「黒龍(こくりゅう)」、新潟県の「久保田(くぼた)」などが代表的な日本酒の銘柄となっています。

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