飛行機内での飲酒は酔いやすい

せっかくの旅が台無しに…

先日、飛行機に乗っている時に機内サービスでビールを頼んでいた中年男性がいました。
おそらく、旅気分を味わいたいとの思いでビールを注文したのだと思いますが、しばらく経つと明らかに酔っている様子で、気分が悪そうな顔色をしていました。
一緒のグループと思われる人や客室乗務員さんにも迷惑をかけながら何とか空港までたどり着きましたが、飛行機での飲酒は酔いやすいと言われているので注意しなければいけませんね。

参考:飛行機内でのお酒は、地上より酔いやすい。

飛行機で飲むと酔いやすい理由

普段なら問題ない量でも、飛行機に乗ると酔いやすくなるのは理由があるようです。
飛行機は地上から高い場所を飛んでいるため、地上よりもずっと気圧が低くなっています。
機内では調整がされているため地上の8割くらいになっていますが、大体富士山の5合目くらいの高さに該当するので、地上と比べるとかなり気圧が低くなっています。

この状態でお酒を飲むと、体内でアルコールを分解するのが難しくなります。
普段と同じ勢いで一杯、二杯…と飲み過ぎると、通常よりも明らかに酔った状態になって悪酔いしやすくなるのです。
大体の目安としては、地上より3倍酔いやすくなると言われていますので、単純に考えてビール一杯だけ飲んだという場合ならビール三杯分飲んだのと同じくらいだと言われています。

飛行機でお酒はやめた方が良い

飛行機ではお酒に酔いやすいと言われているのはわかっていても、どうしても旅の開放感を盛り上げるためにお酒を飲みたくなるという方もいますし、普段タバコを吸っているので機内での数時間は我慢しなければならないからその代わりとしてお酒を飲みたくなるという人もいます。
このような言い分はよくわかりますが、自分はどんなにお酒が強いと自信があっても、実際に機内で飲んでしまった結果気分が悪くなったりするケースが多いです。

アルコールの影響で利尿作用が増し、体が脱水症状になってエコノミー症候群を発症しやすくなることについても注意が必要です。
飛行機でお酒を飲むことによって、体には悪い影響を与える可能性が高いことを覚えて頭に入れておきましょう。

特に、周囲の人に迷惑をかけるような行為をする可能性があるため注意が必要です。
いつもなら記憶を無くすような量ではないのに、ほんの少し飲んだだけで大声を出したり大暴れをして危険を感じたため近くにある空港へ緊急着陸をすることになって、結果的に予定到着時刻が大幅に遅れて大迷惑をかけてしまった事例もあります。
このような結果になってはせっかくの旅行気分も台無しになるので、機内では最初からお酒を飲まない方が良いのです。
数時間は他の飲み物で我慢をして、旅先の空港へ到着してからお酒を飲むように心がけてください。

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